福娘童話集 > 日本民間故事 > 十二月 
      12月2日の日本民話 
        (12月2日的日本民間故事) 
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        字幕「日本語」「英語」
        
         
        イラスト myi   ブログ sorairoiro 
         
  人魚が教えてくれた秘密 (健全普通話版) 
  人魚傳達的秘密 
       
      ・日本語(Japanese)  ・英語(English) ・日本語(Japanese)&英語(English)  ・日本語&中国語 
      
        
          | ♪音声配信(html5) | 
         
        
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          | 朗読者 : 東海ラジオ 開治小学校 編 | 
         
       
       
      
      
        
        隠しキャラを探そう。 
(サカナ×2、トリ×3、カニ、カメ、開治の文字) 
正解は、お話しの最後にあります。 
      むかしむかし、仕事の終わった若者たちが浜辺でお酒を飲んでいると、海から美しい歌声が聞こえてきました。 
      在很久很久以前、一群幹完了活的年輕人就都是搭夥來到了這海邊正準備一起喝酒放鬆放鬆呢、於此時呀、是從海裡面傳來了一陣十分美妙的歌聲了。 
        
      ♪~♪~~~♪ 
            ♪~♪~~~♪ 
         
      「いったい、誰が歌っているのだろう?」 
      誒呀誒呀、這陣歌聲到底是誰在唱呀? 
        
      若者たちは海に船を探しましたが、海には船はありません。 
        青年們這就都是舉目放眼海面、想要找到船隻、可海面上根本就是沒有看到一艘船呀。 
         
        でも確かに、歌声は海から聞こえてくるのです。 
        可就確確實實的、這聲音就是從海面上的哪裡給傳過來的呀。 
         
      ♪~♪~~~♪ 
      ♪~♪~~~♪ 
        
      若者たちはお酒を飲むのもわすれて、その歌声に聞きほれていました。 
        就是這樣的一個小插曲發生、青年們是酒也忘記了喝、乾脆就是醉心於到這個音樂之中了。
 
        
              それから数日後、若者たちが海へ魚を取るアミを入れると、なんと人魚がかかったのです。 
        當時間過到了幾天之後、又是一群年輕小夥下海捕魚、只見是網子拋下去拉了上來之後、裡面這不是就給捕獲了一隻人魚嗎。 
        
      この海にはむかしから、人魚が住んでいるとうわさされていました。 
        傳說呀、就是這片海域從很久很久以前就有人魚是居住著的呢。 
       「人魚は、本当にいたんだ」 
      不是吧、這真的就是人魚。 
       「こいつを売れば、大もうけが出来るぞ」 
      這玩意兒一賣、我們可就鹹魚翻身了呀。 
       
      若者たちは、大喜びです。 
      一船的年輕小夥這就都是欣喜若狂呢。 
       
      すると人魚が、なみだをこぼして言いました。 
      可這時的人魚它是留下了悲傷的淚水這樣子的說道了。 
        
      「お願いです。どうかこのまま、海へかえしてください」 
        求求你們了、還請就這樣是把我放回大海裡面吧。 
       「いや、逃がすわけにはいかん。お前ならきっと、高く売れるからな」 
      不行、才不能讓你給跑掉呢、若是把你給賣掉、那絕對就是一筆大價錢呀。 
       「それに人魚の肉は、不老長寿の薬だというし」 
      況且呀、據說這人魚之肉、吃了之後是還可以不老長壽呢。 
       「・・・・・・」 
      …………… 
       
         人魚はなみだをふくと、しずかに歌をうたいはじめました。 
         人魚聽到這話後又是淚如泉涌、突然一下子是靜靜的唱起哀歌了。 
          
      ♪~♪~~~♪ 
      ♪~♪~~~♪ 
        
      なんとその歌声は、いつか浜辺で聞いたものと同じです。 
        歌聲出現的同時、大家就發現了這不就和前幾天那個神奇的聲音是一摸一樣嗎。 
         
      「あれは、お前が歌っていたのか」 
      原來當時唱歌之人就是你呀。 
       
      人魚の歌声には、人をあやつる力があります。 
      人魚的歌聲它是存在著魔力、能夠可以操縱人心。 
        
      若者たちは人魚の歌声を聞いて、うっとりと夢を見ているような気持ちになりました。 
        青年們當下就是聽到了此曲之後、立馬就是陷入了如癡如醉的地步、那心裡面不知道現在是有多開心舒暢呢。 
       
      やがて歌い終わると、人魚が言いました。 
      而等這一曲閉幕、人魚又是發言。 
       「もし、わたしを助けてくださるのなら、海の秘密を教えてあげます」 
      若是能可救上我這一命、我願意是以一個大海之中的秘密作為交換呢。 
        
      人魚の歌を聞いて心がおだやかになった若者たちは、人魚に言いました。 
        因為剛剛大家是聽完了人魚歌聲、已經是被完全被操縱拿捏內心的年輕人們、對著人魚是這樣子回答到了。 
         「わかった。助けてあげよう」 
        知道啦、我們願意祝你一臂之力。 
         
      「ありがとうございます」 
      謝謝啦、謝謝啦。 
        
      人魚はうれしそうにニッコリ笑うと、船から海に飛び込んで言いました。 
      人魚呢、此時超級開心、是笑著從船裡躍入了大海之中、然後就留下了這樣的一句話。 
        
      「明日の朝に、大津波(おおつなみ)が村をおそいます。出来るだけはやく、高いところに逃げてください」 
        明天的一大早、村子裡面會迎來一波恐怖的大海嘯、還請你們跑吧、避難的地方能選多高選好高。 
        
      それを聞いた若者たちは、村人たちに人魚の言葉を知らせに行きました。 
        聽到了這麼一個重大消息、這就眾人馬上趕回村裡子開始是給全村通知這個消息呀。 
       
      若者たちの村人たちはみんな人魚を信じていたので、すぐに荷物をまとめると山へひなんしました。 
      就是這一波消息傳達、全村之人是都相信了人魚之言、馬上行李一打包全部上山避難咯、 
       「よし、まだ時間があるから、他の村にも知らせてやろう」 
      很好、既然時間還有剩餘、我們再去其他的村子也給人說說吧。 
        
      若者たちは手分けをして、ほかの村にも人魚の言葉を知らせに行きました。 
      幾位年輕人呢、就又是分頭開始了行動、四散開來去給其他的附近村子也傳達人魚消息了。 
        
              しかしほかの村人は人魚を信じていないので、誰も若者たちの言葉に耳を貸しません。 
        可就其他的村子村民、他們就不信甚麼人魚這玩意兒呀、又不是同村、就沒一個人是願意相信了這幾位年輕人。 
       「何をばかな事を。人魚なんて、いるはずないだろう」 
      胡說八道、這世界上怎麼可能真有甚麼人魚嘛。 
       「本当なんだ。本当に人魚はいて、朝に大津波が来ると言ったんだ!」 
      是真的、真的有人魚、就是人家說了明天一大早大海嘯要席捲而來啦! 
       「いいかげんにしないか! こんな夜中に、人騒がせな!」 
      你給我適可而止吧!這麼大半夜還讓不讓人睡覺啦、不要打擾我們啦! 
        
         
        
      もうすぐ、夜明けです。 
        很快呢、眼看這時間也即將要迎來黎明。 
        
              若者たちは仕方なく、山の上へ逃げて行きました。 
        幾位年輕人看說服不動、既然無法成事、那就只能是自己先也往山上開溜啦。 
        
         
          
           
          
         
          
              そして間もなく、人魚の言った通りに誰も見た事がないような大津波がおそってきて、浜辺の村々をあっという間に海へ引きずり込んでしまったのです。 
      沒一會呀、大海還真如人魚所言、一下子就是猛烈的迎來了前所未有的鋪天蓋地大海嘯、就是這一波之後呀、海岸附近的幾個村子是全給海水吞沒蕩平了。
 
        
           
        
           
        
       
        
       
        
      この大津波で多くの人が死んでしまいましたが、若者たちの村人は人魚を信じてひなんしたため、誰一人死んだ者はいなかったという事です。 
      就這個大海嘯呀、不知道是死掉了多少人呢、雖然喪生人數巨大、可就這倖存下來的還是不少、就是那個相信著人魚囑託的村子呀、人家是提前避難後全部倖免、一個死人都沒出呢。 
        
      おしまい 
        结束 
         
        ↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓ 
         
        人魚が教えてくれた秘密 
        以命換命 
        
          隠しキャラを探そう。 
            (サカナ×2、トリ×3、カニ、カメ、開治の文字) 
  正解は、お話しの最後にあります。 
      むかしむかし、仕事の終わった若者たちが浜辺でお酒を飲んでいると、海から美しい歌声が聞こえてきました。 
          到好久以前、幾個年輕人作完工就到這海邊幫酒吃了舒服下子、突然就聽到一陣歌聲傳來。 
        
      ♪~♪~~~♪ 
        「いったい、誰が歌っているのだろう?」 
  這是哪個女的到邊上唱哦? 
        
      若者たちは海に船を探しましたが、海には船はありません。 
          幾個傢伙四處都看了、㫘人啊、這就講莫興是到海上面、一看海面、也不見有船啊。 
           
        でも確かに、歌声は海から聞こえてくるのです。 
        ♪~♪~~~♪ 
  但是這聲音還確實就是海上過來的。 
        
      若者たちはお酒を飲むのもわすれて、その歌声に聞きほれていました。 
          這鬼事一出酒也㫘心思吃了、一心全放到這鬼事上面去了。 
        
       それから数日後、若者たちが海へ魚を取るアミを入れると、なんと人魚がかかったのです。 
          幾日後、怪事來了、幾個年輕人下海甩網、上來一條人魚 。 
        
      この海にはむかしから、人魚が住んでいるとうわさされていました。 
          看來從古早以前就開始有傳這片海域居有人魚的傳聞並不是空穴來風。 
           
        「人魚は、本当にいたんだ」 
          還就真是條人魚啊! 
           
        「こいつを売れば、大もうけが出来るぞ」 
          賣了肯定發大財啊! 
           
        若者たちは、大喜びです。 
  幾個打漁的笑癲了去。 
   
        すると人魚が、なみだをこぼして言いました。 
  但這時人魚就講了。 
        
      「お願いです。どうかこのまま、海へかえしてください」 
          想為自己求一條狗命、幫自己放回大海。 
           
        「いや、逃がすわけにはいかん。お前ならきっと、高く売れるからな」 
          但打漁的青年講你值錢、這事搞不好的、硬要賣了去。 
           
        「それに人魚の肉は、不老長寿の薬だというし」 
          是啊、這人魚肉吃了長生不老、哪個不想要哦、另外一個傢伙也是同樣的心思、賣了好換錢。 
           
        「・・・・・・」 
        人魚はなみだをふくと、しずかに歌をうたいはじめました。 
        ♪~♪~~~♪ 
  人魚聽別個這麼講也是不講話了、過獨自唱起了歌。 
        
      なんとその歌声は、いつか浜辺で聞いたものと同じです。 
        「あれは、お前が歌っていたのか」 
  聽到這條歌聲、幾個青年這才發覺了以前唱歌的那條就是現在這條網子裡面的人魚。 
   
        人魚の歌声には、人をあやつる力があります。 
  據講人魚的歌聲可以操控人心。 
        
      若者たちは人魚の歌声を聞いて、うっとりと夢を見ているような気持ちになりました。 
          幾個年輕人聽到了這歌聲爽得像同時吸了冰毒和海洛因、瞬間沈醉於其中。 
           
        やがて歌い終わると、人魚が言いました。 
  等聲音停落來、人魚也是講了。 
   
        「もし、わたしを助けてくださるのなら、海の秘密を教えてあげます」 
  繼續跟別個商量自己狗命的事、並表示可以用條件交換。 
        
      人魚の歌を聞いて心がおだやかになった若者たちは、人魚に言いました。 
          幾個年輕人已經被歌聲上了頭、早以失去了思考能力。 
           
        「わかった。助けてあげよう」 
        「ありがとうございます」 
  一口一個好好好。 
    這就事成了。 
        
      人魚はうれしそうにニッコリ笑うと、船から海に飛び込んで言いました。 
          人魚臉上一笑、網子一脫、撲通一下就下水了、走之前這也就講了。 
        
      「明日の朝に、大津波(おおつなみ)が村をおそいます。出来るだけはやく、高いところに逃げてください」 
          明天海裡面會來大海嘯、你們儘量去往地勢高的山上跑、村子裡面鐵定是要被一波盪㫘得的。 
       
        
      それを聞いた若者たちは、村人たちに人魚の言葉を知らせに行きました。 
          人魚講可以去交換的條件竟然就是全村人的狗命、這還真是以命換命、幾個人得了消息、也是馬上回報村裡。 
           
        若者たちの村人たちはみんな人魚を信じていたので、すぐに荷物をまとめると山へひなんしました。 
  一村人這就全部卷到鋪蓋上山了、村裡面一個不留。 
   
        「よし、まだ時間があるから、他の村にも知らせてやろう」 
  趁到還有點時間、幫其他附近的村子也交待下子去。 
        
      若者たちは手分けをして、ほかの村にも人魚の言葉を知らせに行きました。 
          這事就由幾個人分頭行動。 
        
       しかしほかの村人は人魚を信じていないので、誰も若者たちの言葉に耳を貸しません。 
          但到了鄰村、這不是同村的這話講出去人就不怎麼信、別個不信邪、硬是不相信這世上還真有人魚這麼條傢伙、還跟你講要來海嘯了。 
           
        「何をばかな事を。人魚なんて、いるはずないだろう」 
          不可能、我看你肯定就是到盤我、日弄我尋個開心。 
           
        「本当なんだ。本当に人魚はいて、朝に大津波が来ると言ったんだ!」 
          這邊就作死的解釋啦、讓別個一定要相信自己。 
           
        「いいかげんにしないか! こんな夜中に、人騒がせな!」 
          好了好了、我不得上當的、這天也快黑了、你也早點回去吃飯算了。 
        
           
            
      もうすぐ、夜明けです。 
          看到自己講不通別個、心想這時間也是快了。 
        
       若者たちは仕方なく、山の上へ逃げて行きました。 
          年輕人自己過先奔命了去、山上躲到去了。 
        
           
            
           
            
           
            
       そして間もなく、人魚の言った通りに誰も見た事がないような大津波がおそってきて、浜辺の村々をあっという間に海へ引きずり込んでしまったのです。 
          不到分分鐘、這就預言應現、未曾有的荒波幫所有的一切盡數吞了去、還到村子裡面的人㫘想到自己的一句不信邪還真就變成了自己最後的遺言。 
        
           
            
           
            
           
            
           
            
      この大津波で多くの人が死んでしまいましたが、若者たちの村人は人魚を信じてひなんしたため、誰一人死んだ者はいなかったという事です。 
          死的人死了、活的人活了、多數人未能逃過這一劫、被一波帶走了去、而當初選擇和幾個年輕人上山的同村、唯有這村是全部倖免。 
        
      おしまい 
          结束 
      ※このお話は福娘童話集の「人魚が教えてくれた秘密」を原案に、東海ラジオ放送株式会社制作『東海ラジオがやってくる!』で2013年11月9日に放送されました。 
         
      <出演者> 
        朗読・人魚の唄:川島葵 
        長老・村人:翔太(ALvino ヴォーカル) 
        村人・若者:開治小学校 5年生 11名 
        効果音:開治小学校 5年生 7名 
        録音技術:東海ラジオ 佐橋英二 
        効果音技術:東海ラジオ 田中賢一 
      ディレクター:東海ラジオ 森川美穂 
       
      収録の様子 翔太さんの「夢の種プロジェクト」 
      隠しキャラの正解 
        (サカナ×2、トリ×3、カニ、カメ、開治の文字) 
          
         
         
        ※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿参加希望は、メールをお送りください。→連絡先 
            
            
          イラスト 「みずしま薫」 
         
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