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 10月13日 サツマイモの日
  記念日イメージキャラ 福ちゃん イラスト「ぺんた」 ※無断転載禁止
  「栗(九里)より(四里)うまい十三里(9+4=13)」の「十三里」とはサツマイモの異名で、江戸から十三里(約52q)離れたところにある川越のサツマイモがおいしかったことから生まれた言葉です。そこから、埼玉県川越市の市民グループ・川越いも友の会がサツマイモが旬でもある10月に、この日を記念日に制定しました。
 
 
  
  
 
   
 やきいもの昔話
 
 なぞかけの焼きいも屋
  むかしむかし、ある町に、屋台の焼きいも屋が現れました。「えー、八里半の焼きいも〜 焼きたての、八里半の焼きいもだよ〜」
 焼きいも好きな男がこれを聞いて、焼きいも屋に声をかけました。
 「おーい、焼きいも売り。八里半の焼きいもとやらを、もらおうじゃないか」
 「へい、ありがとうございます」
 「しかし、八里半の焼きいもとは、何のことだ?」
 「へい。この焼きいもの味が、クリ(九里→くり)に近いという、なぞかけでごぜえますだ」
 「なるほど。九里から少し引いて、八里半か。うまい事を言うな。よし、一本たのむよ」
 「へい。まいどあり」
 男が八里半の焼きいもを割ってみると、確かにクリの様に黄色くておいしそうです。
 けれども食べてみると、クリほどはおいしくありませんでした。
 「確かに、うまいはうまいが、クリにはおよばねえな。名前通りだ」
 
 男が歩いて行くと、別の焼きいも屋がありました。
 「えー、九里半の焼きいもはいかがですか〜 焼きたての九里半の焼きいも〜」
 「おーい、焼きいも屋。九里半の焼きいもとやらを、もらおうじゃないか。ところで、九里半とは何のことだ?」
 「へい、クリより、半里もうまいという、なぞかけですだ」
 「ほほう、それで九里半か」
 男が食べてみると、確かにあまくて、クリよりおいしい焼きいもでした。
 「ああ、うまかった。さすが九里半だ。名前通りだ」
 
 男がさらに歩いて行くと、また別の焼きいも屋がやって来ました。
 「えー、十里の焼きいもはいかがですか〜 焼きたての十里の焼きいも〜」
 「焼きいも屋。十里の焼きいもとは、何の事だ?」
 「ああっ、説明するよりも、食って見りゃわかるだ」
 今度の焼きいも屋は、えらく態度の悪い焼きいも屋です。
 (まあ、八里半、九里半と来て、どんどんうまくなっているから、この十里の焼きいもは、もっとうまい焼きいもにちがいない)
 男はそう思って十里の焼きいもを食べてみたのですが、いもが悪いのか固くてゴリゴリしています。
 とてもまずくて、食べられたものではありません。
 「なんだい、このまずい焼きいもは! ゴリゴリして、食えたもんじゃないぞ!」
 男が文句をいうと、焼きいも屋はすました顔で言いました。
 「だから、十里と言っただろう。五里(ゴリ)と五里(ゴリ)で十里。焼きいもがゴリゴリしていてあたり前だ」
 「なるほど、確かに名前通りだ」
 おしまい       引越しの日引越専門協同組合連合会関東ブロック会が1989(平成元)年に制定。
 1868(明治元)年、明治天皇が京都御所から江戸城(現在の皇居)に入城されました。
 
 → 全国引越専門協同組合連合会
 都道府県なぞなぞ引っ越しが好きな都道府県は?
 
  → なぞなぞへ  『なぞなぞ小学校』より
  → 引っ越しに関する昔話 鍛冶屋の引越し (福娘童話集)
 麻酔の日
 日本麻酔科学会が制定。
 1804年、華岡青州が世界で初めて全身麻酔による乳癌手術を成功させました。
 
 → 日本麻酔科学会
   
 
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