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4月13日の日本民話
(4月13日的日本民間故事)

フクロウとカラス
貓頭鷹跟烏鴉
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、あるところに、腕の良い染め物屋がいました。
到好久以前、這就有個染房開到的、技術還可以。
この染め物屋は、お城からも染め物の仕事が来るほどの評判でしたが、この染物屋の息子がどうしようもない道楽息子で、仕事の手伝いもせずにいつもふらふらと遊び歩いていたのです。
連國裡面權貴都到用、但老闆他兒不想事、也不幫忙甚麼的、就天天到處耍。
ある日の事、お城からの使いが、上等な白絹(しろぎぬ)を持って来て言いました。
有天、權貴那邊又差人送來塊白布料。
「急な頼みですまないが、殿さまが江戸へのぼる事になったので、十日後にはこれを紋服(もんぷく)に染め上げてくれ」
講這事就好急、是藩王要上洛、十天之內務必要幫這塊料子染好。
「へへーっ。必ず十日後には、染め上げますので」
這就答應十天了。
こうして染め物屋の主人は、さっそくその白絹に下地を練り込み、ていねいに乾かしていました。
老闆馬上就開始上色、乾。
するとそこへ、酔っぱらった道楽息子が帰ってきたのです。
這時兒醉到酒回來了。
「なんだ、親父。
また、仕事をしているのか?
就講老頭你還到作事啊?
染め物なんて、川に入って冷たい思いをして、また乾かして冷たい思いをする。
天天染不麻煩了啊、又要趴到河裡面洗、上完色又要乾、都不冷人的啊。
そんな事を、毎日繰り返してどうするんだ?
天天就都是這現傢伙的事。
それよりも、おれみたいにバクチでもすればいいんだ。
還不如我天天搖骰子。
そうすれば金なんて、いくらでも手に入るのによ」
分分鐘錢就有了。
「しかし息子よ、働くというのは・・・」
老頭就跟兒講這不是事的。
「うるせえ! おれに説教をするな!」
兒一下火氣就來了、根本聽不講。
そう言って道楽息子は、なんと殿さまの白絹に泥を塗りつけてしまったのです。
這就看到老頭的布匹、用踋幫他搞䖰䘅(不潔)起來。
「ああっ! お前は、何て事を!」
你到搞甚麼!
染物屋の主人はあわてて白絹を洗い直すと、再び下地を練り込んでていねいに乾かそうとしたのですが、その日から毎日雨が続いたために、約束の日までに白絹を染めることが出来なかったのです。
染房老闆這就又要幫料子重新洗、又上色、又乾、但是這梅雨天、到了時日要取布來了、這邊還不見好。
やがて、お城からの使いが染めた白絹を取りに来たのですが、白絹が染め上がっていない事を知った殿さまは大変怒って、
藩王斥人去取、看十天東西還㫘好、是火氣好大。
「このふらち者を、討ち首にせい!」
心裡不舒服、就要下別個腦鬠了。
と、染物屋の主人を殺してしまったのです。
這就染房老闆腦鬠著下啦。
これを知った道楽息子は、父親の死骸(しがい)に取りすがって泣きました。
兒曉得消息也只能抱到自己死人老頭哭。
「すまねえ、親父。おれが、馬鹿だった」
這就幾條踋印子幫自己親爹坑了、兒就悔過。
そしてこのうわさを知った近所の子どもたちに、道楽息子は寄ってたかって石を投げつけられたり、棒で叩かれたりしたのです。
後面都曉得這兒不孝、住附近的一群小卵日又來公審他、掗他嵒頭、用棒頭䯨。
道楽息子は、くやんでくやんで、とうとうフクロウになってしまいました。
兒好慪好慪、這就變成了貓頭鷹。
そして人目につく昼間は林の中に隠れて、夜も暗くなってから出歩くようになったのです。
白天就躲、晚上就出來走兩踋。
そして道楽息子をいじめていた子どもたちは、カラスになりました。
欺負他那群人也變成了烏鴉。
こうして今でも、カラスは昼間にフクロウを見つけると、寄ってたかってフクロウをいじめるのだそうです。
這就是為甚麼烏鴉白天一看到貓頭鷹就要過去啄二下的原因。
おしまい
结束
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