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4月26日の日本民話
(4月26日的日本民間故事)

縁結びの神さま
牽紅線
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むかしから、出雲の神さまは、縁結びの神さまで有名でした。
到好久以前、這出雲的神就喜歡跟別個牽紅線。
出雲の神さまは、毎日毎日、朝から晩まで何千組もの縁結びをしているのです。
一天到夜硬是要湊成好幾千対才滿意。
そして朝のうちは、
這就又天亮了。
「うむ、あそこの息子は性格が良いから、ここの娘がいいだろう。あの息子は金持ちだから、反対にこの貧乏な家の娘と」
就又開始配、性格好的配差的、富的配窮的。
と、あれこれ考えながら縁結びをするのですが、それが昼頃になると、
這就想辦法幫他們撮合了、又搞下一対、搞中午去了。
「この息子は、この娘。あの娘は、この息子」
と、少しいい加減になり、やがて夕方になると、
這就連連看、連累到了、這看這麼快就要晚上啦、就講休息一下、亂點幾下死了算了。
「あれとこれ。これとあれ」
這就隨便配了。
と、適当になってしまうのです。
好、結束了。
こうして朝のうちに縁結びされた夫婦は、末永く幸せに暮らすのですが、夕方に縁結びされた夫婦は、不幸な結果となってしまうのです。
這麼到、早上被撮到一起的夫妻、這就長久了、晚上被瞎雞巴配的這就倒黴了。
ところで縁結びの神さまにも娘がいて、今年で三十歳にもなるのですが、どこからも嫁に欲しいと声がかかりません。
這神自己也有個女、這都三十了、也㫘看那個來上門提親啊。
そこで娘は、父親に腹を立てて言いました。
女就抱怨老頭。
「お父さん。他人の事よりも実の娘の方が大事じゃないの! あたしもいい年よ。早くあたしの相手を決めて下さい!」
我是你女!你天天就幫別個配、我現在都這麼大了、你都不關心下子我的!
すると縁結びの神さまは、気まずそうに言いました。
老頭這就被女蹬鼻子一罵、有點難為的就講了。
「う、う―ん。実はな、もう、とっくに決まっていたのじゃ。じゃが、つい夕方に決めてしまい、あまりにも不似合いな縁になってしまったのじゃ。それで、今まで、言いそびれて・・・」
我這事其實幫你想過、這怎麼講啦、就晚上我都還到考慮這事、但我怕你不願意、這也就㫘跟你講。
「お父さんが不似合いだと思っても、お嫁に行くのはあたしです! さあ、どこの誰が相手なのか、教えて下さい!」
是我要結婚又不是你結、我要你覺得好不好甚麼哦!是那個、我要曉得。
「う、うーん。それなら言うが、実は遠い播磨の国(はりまのくに→兵庫県)の山奥で炭焼きをしておる、ひどく貧乏な男じゃ」
別個是條山溝裡面的燒碳的、好窮。
「わかりました。あたしは、もうこれ以上、待つ気はありません。どんなに遠くても、どんなに貧乏でもいいから、今すぐ、その人のところへ行きます!」
不要緊了、反正我有錢、我不能再被你拖到了、不管對方是那個、我這就自己過去邏別個去算了。
娘はそう言うと旅の用意をして、旦那さんのいる山奥へと出かけました。
女這講走就走了、往別個的山溝裡面去了。
そして何日も旅をして、ついに旦那さんになる炭焼きの男を見つけると、こう言いました。
這就幾日幾夜、到了、看到男的講了。
「あたしは、あなたの嫁になる者です。今日から、ここに置いてもらいます」
我今天就是你堂客了、讓你屋幫我住了。
それを聞いた炭焼きの男は、びっくりです。
男的聽了過直接駭了個卵脬翻天。
「いきなりそんな事を言われても、おれは知らんぞ。第一、おれは貧乏で、嫁をもらうどころではない。それに、お前さんみたいなきれいな人は、もっと良い家に行くべきじゃ」
男的就講我窮我不配、講自己根本不曉得這事、喊別個快莫日弄自己了、邏戶好人家嫁了。
「いいえ、あなたが何と言おうと、これは父、・・・縁結びの神さまが決めた事です。では、ここに荷物を置かせてもらいます」
不行、我老頭已經決定是你了、不對、是神仙、這就是天意、我這就邏地方放東西去。
「そんな事を言われても・・・」
啊!!
炭焼きの男は反対しましたが、娘は強引に嫁となって住み着いてしまいました。
這就強行嫁進門了、住別個屋了。
さて、もともと貧乏な家に二人が暮らす事になったので、家の米はたちまちなくなってしまいました。
這就一屋住了二口人、本來一個人都不夠的米、一下就見底了。
米びつをひっくり返しても、一粒の米も残っていません。
幫米缸翻過來都看不到一顆落出來了。
「あなた、お米がなくなりました。どうしましょう?」
喂、我們現在㫘米了、你不想辦法啊?
嫁が言うと、男は困った顔で言いました。
女就質問男的了。
「米は、いつも炭と取り替えておるんじゃ。今焼いている炭が焼き上がるまで、我慢するしかないのだが、炭が焼き上がるまで、まだまだ時間がかかるし」
男的就講自己平時米都是用碳到換、現在碳還㫘出來那也就只能等、暫時㫘其他辦法。
すると娘は、持ってきた嫁入り道具の中から金の粒を出して言いました。
女這就嫁妝盒子一取、裡面就是一顆金豆取出。
「それなら、これでお米を買ってきて下さい」
好啦、用這條買米去。
「なんじゃ? こんな物で、米と換えてくれるのか?」
這甚麼鬼哦?這東西換得來米啊?
今まで、お金を見た事がない男には、不思議でなりません。
男的窮的金子從來都㫘看過、用的最多的也只是銅板。
けれど嫁が言うのなら間違いないだろうと、男はその金の粒を持って山を下りていきました。
但是堂客發話了、別個看起來曉得多應該就㫘錯了、男的就下山買米去了。
そして町へ出る途中の丸木橋で、男は金の小粒を一粒落としてしまったのです。
這就到街上去要走條獨木橋、過橋㫘注意過幫金豆子落丟了。
「あっ、しまった」
夾卵、爛啦。
男が川をのぞいてみると、金の小粒をエサと間違えた小魚が、金の小粒を突き始めました。
男的這看河底下、魚還以為這條金色的是條甚麼、一口包落肚當飯吃了。
「こりゃ、面白い」
唉、餓了啊、有味。
男は楽しくなって、持ってきた金の小粒を次々とばらまき始めました。
男的看魚吃、自己舒服、這就幫帶到的當一袋魚飼料開始撒了。
そして、手ぶらで戻ってきた男に、嫁が尋ねました。
好啦、全過喂完啦、男的這就空手屋一回。
「あら? あなた、お米はどうしました?」
恩、你回來啦?那米啦?啊?
「うん、実はお前のくれた粒は、みんな橋の下の魚にくれてやったんだ」
我過魚去了、我看他們都搶到要、就都撒它們了。
「まあ、なんともったいない! あれがあれば、何でも買えるのに」
好傢伙!有那些都可以買甚麼了!
嫁が呆れていると、男は、
堂客這就好氣啊。
「それはすまんかった。しかし、あんな物でよければ、炭焼き窯(がま)の横に、なんぼでもあるから、明日取ってきてやろう」
男的連忙哄、這就講會這麼搞是因為自己燒炭的窯子裡面都好多這條傢伙、以為不稀奇、明天這就取過來又有了。
と、言うのです。
講了。
次の日、嫁が男について炭焼き窯に行ってみると、何と炭焼き窯の横は金山で、あちこちに金の塊がゴロゴロ転がっているのです。
這就天亮、女就去看男的窯子裡面是條甚麼傢伙啦、這就一看、一堆金山被當初廢料堆那裡的、懶得甩丟。
嫁は、びっくりして言いました。
堂客人過獃了。
「あなた。これだけあれば、もう、炭焼きで貧乏をする事はありません。これからは、幸せに暮らしましょう」
你怎麼這麼蠢啦、有這麼條金山還燒甚麼碳啊、直接就過享福啦。
こうして二人は、それから末永く幸せに暮らしたのです。
女的幫男的點醒、這就長長久久到一起過好日子了。
縁結びの神さまが決めた縁談は、決して間違えはありません。
神仙搞甚麼都有其道理、這就從牽這段線顯現出來了。
例え夕方に決められた縁談でも、夫婦で力を合わせれば、必ず幸せになれるのです。
若是被瞎雞巴亂牽連到一起、這也是個緣分、二口子一起合力這日子還是有盼頭可以挽救的。
おしまい
结束
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