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 12月13日のイソップ童話
 
  
 オオカミとヒツジの群れとオスヒツジ
 
 ※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先
 
 投稿者 : 神栖星花研究所 「神栖星花研究所」
   オオカミの代表が、ヒツジたちの所へ来て、「番犬をこちらに引き渡して殺させれば、あなたがたを襲う事とは一切止めて、平和に暮らす事にします」
 と、申し入れました。
 バカなヒツジたちは、
 「そうしましょう、そうしましょう」
 と、すぐに賛成しました。
 しかしその時、一匹のオスヒツジがオオカミの代表に向かって大声で叫びました。
 「オオカミを信用して一緒に暮らす事なんか出来るものか! 番犬に守られていてさえ、安心して草を食べる事が出来ないくらいなのだから」
 
 敵の言葉を信用して、自分を守ってくれる者を手放してはなりません。
 おしまい   
 
 
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