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1月20日のｲｿｯﾌﾟ童話



鳥刺しとコウノトリ

※本作品は、読者からの投稿作品です。　投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先

投稿者 : 神栖星花研究所　「神栖星花研究所」

　鳥刺しがツルを捕る為に、アミを張って遠くから見張っていました。
　するとツルに混じって、１羽のコウノトリがかかりました。
　鳥刺しは駆け寄って、ツルと一緒にコウノトリも捕まえました。
「わたしを、放して下さい！」
　コウノトリは、鳥刺しに頼みました。
「なぜならわたしはツルと違って、人間の邪魔をするどころか、ヘビだの、トカゲだの、いろいろなは虫類を食べて、たいそう役に立つのですから」
　鳥刺しは、言いました。
「もし本当にお前が悪い奴でないとしても、悪い奴と一緒に飛んで来たのだから、罰を受けるのが当然なのだ」
「そんな・・・」

　わたしたちも、悪い奴と付き合うのは止めましょう。
　さもないと、この可愛そうなコウノトリの様に悪い奴の仲間だと思われて、ひどい目にあうかもしれないからです。

おしまい