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福娘童話集 > 日本民間故事 > 四月
4月24日の日本民話
(4月24日的日本民間故事)

娘ギツネの恩返し
狐狸報恩
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、山形県のある村に、熊蔵(くまぞう)と男がいました。
到好久以前、這山形県村人熊蔵。
ある年の暮れ、熊蔵が町でお正月料理の魚や昆布を買った帰り道、林の中から美しい娘が飛び出して来て言いました。
年尾、熊蔵街上去搞年貨、回去的時候走到半路、林子裡面突然衝出來條長好乖的女的。
「わたしは、この林に住むキツネの娘です。
就直接幫自己是狐狸精的這事講了。
母親が病気で死にそうなので、その魚を一匹、どうかめぐんでくださりませんか?」
講媽害病、想討熊蔵手上的那一匹魚。
キツネと聞いてびっくりしましたが、心優しい熊蔵は背負っていた新巻鮭を取り出すと、
熊蔵一聽狐狸精過驚了、但是既然都害病了就㫘辦法了、下了背簍取出魚過了狐狸。
「こんな物しかないが、病気のお母さんに食べさせてあげなさい」
熊蔵就講我這全買的鮭魚、㫘得挑了、你回去過你媽吃看下子咯。
と、その新巻鮭を娘にやりました。
這就幫魚過起別個了。
「ありがとうございます。
このご恩は、必ずお返しします。
正月の五日の夕方に、またここへいらしてください」
狐狸也講自己記到了、要五天後快夜熊蔵也到這裡來。
娘はそう言うと、林の中へ消えていきました。
話講完、狐狸也不見了去。
さて、約束の一月五日の夕方、熊蔵がキツネの娘と出会ったところへ行くと、娘が美しい身なりで現れて、何度も頭を下げながら熊蔵に母ギツネの病気がよくなった事を伝えました。
這就五天過去、熊蔵去赴狐狸約、狐狸穿身新衣服、這就幫自己媽㫘事跟熊蔵一傳達。
そして、
「わたしは、このまま人間の娘の姿でおりますから、三年間だけ、どこかのお店で働かせてください。
就講自己可以就用現在這條樣子、幫熊蔵打三年工、來報別個恩情。
わたしを売ったお金は、熊蔵さんに全部差し上げますから」
你賣我得的這條錢就全過你。
と、言うのです。
しかし熊蔵は、首を横に振って言いました。
但熊蔵腦鬠一擺。
「いいや、魚一匹ぐらいで、そんな事をしてもらうわけにはいかないよ。恩返しはいいから、母のところへお帰りなさい」
就一條魚、三年不必、有這三年你不如回去陪你媽。
「いいえ。受けたご恩を返さなければ、私は母にしかられます。
狐狸就講是媽交待、不然回去要被罵。
どうかお願いです。
わたしをどこかのお店で」
這就喊熊蔵幫自己送哪裡去。
「しかし・・・」
熊蔵語塞。
「お願いです」
狐狸就又求。
娘が何度も何度も言うので、熊蔵は娘を町の大きな料理屋へ連れて行きました。
這就三番五次、熊蔵邏了條吃飯的地方幫人送進去打工了。
すると料理屋の主人は、その娘の美しさにびっくりです。
老闆看女的長得這麼乖、人一下驚了。
そこで主人は、十両で娘をやとってくれました。
這就十兩金幫人僱了。
それからしばらくたったある日、その料理屋に大阪から商人がやって来たのですが、美しい娘を一目見るなり言いました。
㫘作得幾天事、店裡來條商人吃飯、幫狐狸渺一眼、這就過迷了。
「実は、大阪の大金持ちの一人息子が、大暴れをして困っておるそうだ。
就講自己兒不懂事、難伺候。
この美しい娘がおれば、一人息子の気もおさまるだろう。
有你過去陪、莫興可以順到他的毛。
どうかわたしと一緒に、大阪へ来て欲しい」
要狐狸跟自己去大阪。
そして商人は料理やの主人に百二十両の大金を支払って、娘を大阪へ連れて行きました。
這就一百二十兩算是賠老闆的損、幫人往大阪帶去了。
さて、大阪に大金持ちの家にやって来た娘は、一人息子を一目見ると家の人たちに言いました。
狐狸這就進了門、看了商人他屋兒一眼。
「息子さんの病気を、治してさしあげます。ですから、息子さんと二人だけにしてください」
就講兒這性格我改、這就讓我們兩個單獨談。
そして娘は息子と二人で蔵の中に入ると、息子をキッとにらみつけて言いました。
這就女幫兒一帶、門一鎖、對到別個就開始惡了。
「さあ、お前の正体はわかっているよ! いったい、どこのキツネがついているんだい!」
就講你是混哪裡的!我已經曉得了!
すると息子は、おどおどながら言いました。
兒這一下就萎了。
「こっ、ここの庭にまつられている、稲荷です」
講自己就是屋裡俸的稲荷。
「ふーん。しかし、家にまつられている神が、なぜその家の人たちを苦しめるんだい」
那別個既然都拜你了、你為甚麼還要反過來日弄他們。
「はっ、はい。実はこの家はケチで、供え物が少ないんです。
稲荷就講這屋好小氣、貢品都好寒磣。
それで頭にきて屋敷のニワトリを食ったら、家の人に煮え湯をかけられて殺されました。
我這就一肚子火叼了屋裡養的雞、被他們逮到過燉湯了。
だから死神のキツネになって、息子に取りついて、死ぬまで苦しめてやる事にしたのです」
這就變成冤魂、上他屋兒身、要幫他整死起來。
「そうかい。じゃあ、わたしが家の主人に言って、お供え物を増やしてもらうから、もう悪さをするんじゃないよ」
那我跟主人喬下子、讓他們多上貢、你這邊也停。
「はっ、はい。お願いします」
那你就試到講下咯。
さっそく娘は屋敷の主人にこの話をして、お供え物を増やしてもらいました。
這就託主人增加貢品。
するととたんに、息子は元のやさしい若者に戻ったのです。
兒果然還一下不吵不鬧了、變以前了。
「おおっ、息子が元に戻った。ありがとう。本当にありがとう」
商人看兒一好、好感謝。
主人はとても喜んで、お礼に千両という大金をくれました。
過了狐狸千金。
それから娘は主人が用意してくれた立派なかごにのって故郷に帰り、熊蔵にたくさんのお礼をしたそうです。
這就過直接架轎子回鄉啦、到了地又跟熊蔵過了寶一些。
おしまい
结束
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