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福娘童話集 > 日本民間故事 > 四月

4月2日の日本民話
(4月2日的日本民間故事)
恩知らず

恩知らず (健全普通話版)
恩將仇報

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ある村に大雪が降りました。
在很久很久以前、某一個村子裡開始飄起了大雪。

買い物で町へ出かけていた男は村に帰る途中、この大雪で道に迷ってしまいました。
因為突來的大雪、事先出門而上到街上去採購物資的一名男子竟然是在回村的途中不認識路了。

「困ったな。完全に迷ってしまったぞ。しかし、この雪の中にとどまっても凍え死ぬだけだ。とにかく歩かないと」
這下可糟糕了呀、這鬼地方現在都是哪兒跟哪兒呀、可我現在不繼續走下去又不行呀、現在下了這麼大的雪、留在著原地也只能凍死我呀。

男が仕方なく吹雪の中を歩いていると、ふと目の前に大きな影が現れたのです。
男子一整人焦慮極了、但現在也還是只能在暴風雪裡一個人獨自的尋找出路、可就突然、這個時候從男子的正前方出現了一個巨大的身影。

「くっ、熊だ!」
熊、是熊!

男は逃げようとしましたが、深い雪に足を取られて逃げるに逃げられません。
男子這下可就更加的慌了起來、準備給你拔腿就跑、可大雪實在是已經覆蓋的太厚、一下踩下去後要再想慌亂的拔起來已經是相當的費力了。

「もう駄目だ!」
哎喲、我了個媽呀、徹底完蛋了!

男は死を覚悟して目を閉じましたが、熊は襲って来ません。
此時的男子都已經做好了等死的準備了、害怕的連熊看都不敢看、直接是給自己閉緊了雙眼、可就也沒看見這頭熊有撲向了男子呀。

男が恐る恐る目を開けてみると、熊は後ろ足でむっくり立ち上がり、器用に前足を動かして、
差不多時男子又恐懼的緩緩了睜開了眼、這可不就看見了這隻熊正在使用著雙足站立嗎、而它的前掌視乎還在活靈活現的意有所指。

(こっちへ、こい。こっちへ、こい)
(這邊、快來、這邊、快來)

と、手招きをしているのです。
這可不就是在像給你招手指路嗎。

「もしかして、おれをさそっているのか?」
難不成這頭熊是要叫我過去?

熊が襲ってくる様子はなく、このまま吹雪の中を立っていても仕方がないので、男は熊に誘われるまま熊の後をついて行きました。
此時的熊也沒有開始攻擊人類、況且現如今繼續站在這個大暴風雪的下面、不多久後也絕對就是玩完、於是乎男子乾脆索性的跟上了熊、接受了人家的相邀。

すると熊は大木に開いている大きな穴の中に入って行って、穴の中から男に向かって、
就這樣、最後男子是瞧見大熊進入了一個空心的大樹洞、隨後就在樹洞裡轉了個身對著男子。

(おいで、おいで)
(過來呀、過來呀)

と、また手招きをしました。
這大熊招呼起手的樣子不就像是在呼喚的男子也進去嗎。

「おれを巣穴で、食べるつもりだろうか? ・・・ええい、ここまで来れば、乗りかかった舟だ!」
這傢伙其實是準備把我給帶回家吃掉嗎?………得了得了、都來到這兒了、現在就別想甚麼亂七八糟的吧、船到橋頭自然直!

男は決心すると、熊の巣穴へと入って行きました。
男子終於也是鼓足了勇氣、開始進到了大熊巢穴裡面去了。

熊の巣穴は意外に広く、そして暖かでした。
天啦、這裡面一進來不發現根本就寬敞極了嗎、而且對比外頭的溫度還十分的暖和呢。

熊はすぐに眠ってしまい、襲ってくる様子はありません。
大熊進屋後便是很快的就睡熟了去、看這樣子也壓根就沒有襲擊男子的打算呀。

男は熊が巣穴に蓄えている木の実と雪を食べて飢えをしのぐと、熊の背中に添い寝をして暖まりました。
此時的男子在屋中探索時又發現這頭大熊還在樹洞裡面給自己準備了很多的樹木果實當作儲備食糧呢、靠著這些個樹果充了飢又咬了幾口雪解了渴、此時的男子一整個依靠著大熊、在人家緩和又舒適的皮毛上安然的睡去了。

それから四日後、長かった吹雪がようやくやみました。
在樹洞的日子裡來到了四日後、長時間的暴風雪看來今天也是開始停下了。

熊は、まだ眠ったままです。
而此時的大熊卻還是在睡熟呢。

男は巣穴を出ると、無事に村へと帰って行きました。
可男子則是已經先一步走出了巢穴、就這樣一路上安然的又回到自己的村子裡面去了。

村に帰った男は、自分が熊のおかげで助かった事を村人に告げると、仲間の猟師にこう言いました。
男子回村後的第一件事、那就是首先先向大夥們訴說了自己被大熊所幫助過的奇遇、可是隨後又向自己認識的獵人朋友。

「大きくて毛並みの良い熊を知っている。そいつを撃ち殺して、売ったお金を山分けにしよう」
我知道甚麼地方有一頭皮毛成色十分極品的好熊、我帶著你指路過去把它給獵了、到時搞來的錢咱兩就平分。

こうして男は恩知らずにも、命を助けてもらった熊を撃ち殺しに行ったのです。
就這樣、男子似乎根本就是已經忘卻了大熊對自己有過的恩情、接下來的男子甚至是還要謀害自己的這位救命恩人去了。

さて、帰って来た男を見つけた熊は、うれしそうに立ち上がると男に、
好啦、現在男子也給人仙人指路來到了地、此時看見了歸來的男子、大熊看起來似乎還很高興的又站了起來呢。

(おいで、おいで)
(快過來、快過來)

と、手招きをしました。
這又在招呼的手不就是像在表達著這個意思嗎。

しかし男が猟師を連れて来た事がわかると、熊は急に怖い顔になって男に襲いかかったのです。
可隨即的下一秒當大熊又是看到了男子身後帶來的獵人以後、瞬間一整個面容就完全是變得十分猙獰了起來、轉瞬的就是朝著男子開始了一個猛撲過去。

油断していた男は熊の攻撃を避ける事が出来ず、そのまま熊に身体を引き裂かれてしまいました。
此時還以為著大熊就是傻傻的乖寶寶的男子、可就根本是連人家也許會攻擊自己都沒有去防備了、瞬間就是被巨熊幾爪子一呼、穿腸破肚了。

そしてそれを見て怖くなった猟師は鉄砲を撃つ事も出来ず、あわてて村へと逃げ帰りました。
就這個場景是讓被男子帶來獵人親身經歷之後、人直接都是給嚇傻了、這下就連是獵槍在自己手上也不知道是要如何開了、第一反應首先就是本能的朝著村子的方向撒腿狂奔。

この話を聞いた村人は、
後來這件事也是在村子的大夥裡給傳遍了。

「たとえ相手が動物でも恩知らずな事をすれば、あの男の様になる」
「要是連曾經有幫助過自己的恩人都對其恩將仇報、即便對方只是一頭畜生、而只要是這樣做了、那麼誰的下場最後都會變的和這個男子一樣」

と、言い伝えたそうです。
大家都這樣如是說到。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

恩知らず
黃眼狗

むかしむかし、ある村に大雪が降りました。
到好久以前、這就天漂大雪。

買い物で町へ出かけていた男は村に帰る途中、この大雪で道に迷ってしまいました。
男的上街去買東西、回村路上、一片白、認不到路了。

「困ったな。完全に迷ってしまったぞ。しかし、この雪の中にとどまっても凍え死ぬだけだ。とにかく歩かないと」
我日、這還可以走迷了啊、爛啦、我莫要冷死到這裡啦。

男が仕方なく吹雪の中を歩いていると、ふと目の前に大きな影が現れたのです。
男的就到處亂走、反正先要可以邏到落腳地方、這前面就一條大黑影。

「くっ、熊だ!」
還有熊啊!

男は逃げようとしましたが、深い雪に足を取られて逃げるに逃げられません。
男的又看熊跑、但是雪深一踋一陷、根本不好跑。

「もう駄目だ!」
爛啦。

男は死を覚悟して目を閉じましたが、熊は襲って来ません。
男的不抵抗了、眼睛一閉、但是熊也㫘看到攻擊。

男が恐る恐る目を開けてみると、熊は後ろ足でむっくり立ち上がり、器用に前足を動かして、
等到男的開眼、熊過跟條人樣的站起來了、用手到那裡指路。

(こっちへ、こい。こっちへ、こい)
來來來、來來來。

と、手招きをしているのです。
過開始指路了。

「もしかして、おれをさそっているのか?」
莫不是這熊到喊我過去啊。

熊が襲ってくる様子はなく、このまま吹雪の中を立っていても仕方がないので、男は熊に誘われるまま熊の後をついて行きました。
算啦、男的過跟熊走了、繼續到原地也是㫘命。

すると熊は大木に開いている大きな穴の中に入って行って、穴の中から男に向かって、
這就一顆大樹、開好的洞就是熊屋。

(おいで、おいで)
來來來

と、また手招きをしました。
又到用手招呼男的。

「おれを巣穴で、食べるつもりだろうか? ・・・ええい、ここまで来れば、乗りかかった舟だ!」
是要幫我邀進去吃了啊?算啦、進去看下子、反正也㫘路了。

男は決心すると、熊の巣穴へと入って行きました。
男的就過進熊屋了。

熊の巣穴は意外に広く、そして暖かでした。
這洞裡面就好大、還暖和。

熊はすぐに眠ってしまい、襲ってくる様子はありません。
熊過直接睡了去、也不看有敵意。

男は熊が巣穴に蓄えている木の実と雪を食べて飢えをしのぐと、熊の背中に添い寝をして暖まりました。
男的又吃了樹洞裡面熊的存貨、水就用雪代替、靠的熊的毛皮過也睏了。

それから四日後、長かった吹雪がようやくやみました。
熬了四天、挺過去了、雪停了。

熊は、まだ眠ったままです。
而熊則是還睡到的。

男は巣穴を出ると、無事に村へと帰って行きました。
男的回村了。

村に帰った男は、自分が熊のおかげで助かった事を村人に告げると、仲間の猟師にこう言いました。
回去之後幫奇遇跟村裡人一講、這又對到自己認到的一個獵戶。

「大きくて毛並みの良い熊を知っている。そいつを撃ち殺して、売ったお金を山分けにしよう」
講自己曉得一條毛色好的大熊居處、你若是幫它獵了、錢我們平分。

こうして男は恩知らずにも、命を助けてもらった熊を撃ち殺しに行ったのです。
這就過仙人指路、取熊命去了。

さて、帰って来た男を見つけた熊は、うれしそうに立ち上がると男に、
熊看到男的又回來、還有點高興、又站起來了。

(おいで、おいで)
と、手招きをしました。
繼續老樣子擺手。

しかし男が猟師を連れて来た事がわかると、熊は急に怖い顔になって男に襲いかかったのです。
但看到後面拖到條獵戶、熊臉色一下變了、開始撲人了。

油断していた男は熊の攻撃を避ける事が出来ず、そのまま熊に身体を引き裂かれてしまいました。
就過一下、男的散架了。

そしてそれを見て怖くなった猟師は鉄砲を撃つ事も出来ず、あわてて村へと逃げ帰りました。
獵人直接過駭破了膽、連槍都不敢開、直接飛奔。

この話を聞いた村人は、
後面這事全村都曉得了。

「たとえ相手が動物でも恩知らずな事をすれば、あの男の様になる」
と、言い伝えたそうです。
得出個結論、如果不想變成那條男的樣子、那就莫和他一樣。

おしまい
结束

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