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 12月25日の世界の昔話
 クリスマスの鐘
 
 アニメサイズ
        Max 2560×1440 字幕「日本語」「英語」
 
 クリスマスの鐘のイラストについて
 
 ※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先
 
 制作 「世界名作福袋」
 
 朗読:ひろみ(劇団SHOWA)&ポポコ(劇団ひの)
 地の文:ひろみ→ポポコ→ひろみ→ポポコ
 ペドロ:ひろみ/マルコ:ポポコ
 絵:小亀たく
 
 
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 投稿者 「久瑠璃桜華」  久瑠璃桜華
 ※動画のイラストは、福娘童話集が使用許可を出しています。
 
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 投稿者 「【Vtuber】はるさきみるくチャンネル」  【Vtuber】はるさきみるくチャンネル
 
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 投稿者 「にっぽんいち一生懸命な昔ばなし」  にっぽんいち一生懸命な昔ばなし
 
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 投稿者 「ひつじも眠る朗読チャンネル」  【眠くなる女性の声で読み聞かせ】優しい世界の昔話集(睡眠朗読)
 
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 投稿者 「凛音」  凛音
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 投稿者 「ねこねこミュージック」  ねこねこミュージック
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 ♪ピアノと朗読のデュオ♪クリスマスの鐘 音楽朗読劇「クリスマスの鐘」 ピアノと朗読のデュオ: ピアノにあわせて朗読してみよう! 選べる3つの楽譜集
 楽譜はこちら(紙版は2023.12月中頃から販売) → https://amzn.asia/d/1nHkasi
 
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 投稿者 ナレーター熊崎友香のぐっすりおやすみ朗読
 
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 投稿者 「天乃悠の朗読アート」   天乃悠の朗読アート
 
 
  
 
 
 アメリカの昔話 → アメリカのせつめい
 ・日本語(Japanese)  ・英語(English) ・日本語(Japanese)&英語(English)
 イラスト01 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
   むかしむかし、アメリカのある町に、大きな教会がありました。 イラスト02 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
         教会には天にそびえる高い塔があって、立派な鐘(かね)がつるされています。 イラスト12 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
           その鐘には『クリスマスの夜にだけ鳴る』という、不思議な言い伝えがありました。ところがまだ一度も、この鐘が鳴る音を聞いた人はありませんでした。
 クリスマスが近づくと、町の人たちは塔を見上げて話し合います。
 「今年こそは、あの鐘の鳴る音が聞けるかなあ?」
 イラスト03 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
          「わしは八十年も生きているが、まだ一度も聞いたことがない。なんでも、わしのじいさんが子どもの頃に聞いたそうだが、それは素晴らしい音色だったそうだ」
 「どうすれば、あの鐘はなるのだろう?」
 「神さまに贈り物をすれば、鳴るという話だよ」
 イラスト04 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
           さて、この町のはずれの小さな村に、ペドロという男の子と弟がいました。ある日、ペドロは弟に言いました。
 「クリスマスの教会って、とってもにぎやかなんだってさ」
 すると弟は、目を輝かせてせがみました。
 イラスト05 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
          「わあ、ぼく、行ってみたいなあ」「よし、連れて行ってあげるよ」
 ペドロは、弟と約束しました。
 そして、待ちに待ったクリスマスの前の夜。
 イラスト06 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
           ペドロと弟はしっかりと手をつなぐと、町へ向かいました。
 町の入り口まで行った時、二人は女の人が倒れているのを見つけました。
 イラスト07 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
          「どうしたのかな? この人、動かないよ。お兄ちゃん、どうしよう?」「このままほうっておいたら、こごえ死んでしまう。困ったなあ?」
 あたりには、誰もいません。
 ペドロはポケットから銀貨を取り出すと、弟に差し出しました。
 イラスト08 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
          「この銀貨は、神さまへの贈り物だよ。ぼくはこの人を助けるから、一人で行っておいで」「えっ、ぼく、一人で行くの? お兄ちゃんだって、あんなに行きたがっていたじゃないか」
 「いいんだ。さあ、行っておいで」
 弟は仕方なく、一人で町の中へ入っていきました。
 
 教会の中は、たくさんの人でにぎわっていました。
 イラスト09 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
           どの人も神さまへの立派な贈り物を、得意そうに持っています。キラキラと、まぶしく光る宝石。
 山のような、金貨。
 立派な、銀食器。
 誰もが素晴らしい贈り物をして、鐘を鳴らそうと考えていました。
 けれど、鐘は鳴りません。
 「今年こそ、鐘を鳴らしてみせるぞ!」
 イラスト10 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
           最後に王さまも、命の次に大切にしている金の冠(かんむり)をささげました。(さすがに、これで鐘が鳴るだろう)
 みんなはジッと、耳をかたむけました。
 でも高い塔の上は、シーンと静まり返ったままです。
 イラスト11 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
          「ああ、なんと、王さまの金の冠でもだめなのか」「きっとあの鐘は、永久(えいきゅう)に鳴らない鐘なんだ」
 「そうだ。そうに違いない」
 人々があきらめて帰りかけた、その時です。
 イラスト12 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
          ♪カローン、コローン、カローン、コローン・・・・・・。
 突然、塔から美しい鐘の音が響いてきたではありませんか。
 「あっ! 鳴った。とうとう鳴ったぞ!」
 「なんて、美しい音色なんだ」
 「それにしても、鐘を鳴らすほどの贈り物をしたのは、いったい誰だろう?」
 王さまをはじめ、人々はいっせいに振り返りました。
 イラスト13 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
           するとそこにはペドロの弟が、はずかしそうに立っていました。「ぼく、お兄ちゃんから預かった銀貨を一枚、神さまにささげただけだよ」
 弟は、そう言ったあと、
 (お兄ちゃんの助けてあげたあの女の人は、きっと大丈夫だろうな)
 と、思いました。
 
 素晴らしい贈り物というのは、高価(こうか)だからよいのではありません。
 大した物ではなくても、贈る人の心がこもっていればよいのです。
 イラスト14 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
           メリークリスマス  おしまい
 おまけイラスト イラストをクリックすると、大イラスト(2560×2560)を表示
 
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 朗読:ひろみ(劇団SHOWA)&ポポコ(劇団ひの)
 地の文:ひろみ→ポポコ→ひろみ→ポポコ
 ペドロ:ひろみ/マルコ:ポポコ
 絵:小亀たく
 
 
  
 
  
 
  
 
  
 
  
 
  
 
  
 
  
 
  
 
  
 
 
  
 
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 「12月24日 クリスマスイブ」について (366日への旅)より
 
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