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第 275話
(日本民間故事 275)
長居のお客さん

長居のお客さん
迷路鳥

日本語 ・日本語&中国語

むかし、一人の画家が若い弟子を連れて、雪の降る北の国を旅していました。
到好久以前一條畫畫的帶到自己的跟班去往了這雪國、莫興是想要畫那麼幾幅雪景哦。

初めて見る大雪に感心した画家が、近くの村人にたずねました。
並不是、主要的原因是這畫畫的長這麼大還從來㫘看到過雪、這次人往這邊跑也是想開一個雪的眼、到地、先跟住到這裡的當地人打個招呼啦。

「一体どのくらい、雪はつもっておるのですか?」
講我外地來的、問下子你們這裡的雪一般都是有好厚哦?

「そうですなあ。ざっと、二十メートルほどでしょうか」
好厚?那二十米莫不是有了哦。

「それはすごい! しかし、そんな深さを、どうやって計ったのですか?」
二十米啊?那這萬一一踋下去就你媽直接活埋了啊、屌屌屌、那你怎麼曉得有二十米啦?你陷進去過啊?

「ああ、その向こうに、草の様な物が突き出ているでしょう。あれは、二十メートルを超える大木のてっぺんです。あのてっぺんの出具合で、雪の深さがわかるのですよ」
卵、我若是陷進去過你現在還能看到我人啊?你看那邊上是不是有草?曉得那條草是甚麼吧?那是條松針、懂了吧?哪那底下樹有好高啦?二十米!

言われてみると、雪野原に草の様に生えた木のてっぺんがいくつも見えます。
畫畫的一看、當地人用手指得地方還真是一片草地、但你若是真去了、才曉得那竟然是松樹最高頭的松針。

(なるほど。雪に家が丸ごと埋まってしまうという話は、本当だったのだな)
畫畫的此時內心震驚、原來剛來的時候聽他們講這裡一下雪就開始埋房子不是空穴來風。

村人から宿屋の場所を聞いた画家は教えられた崖の上に行くと、風のせいで雪の積もりが少ない崖の下の家に向かって大声で言いました。
又是請教了一番、別個當地人跟畫畫的講了個地、那裡有旅館可以住、當到面一指、講你上去就曉得了、聽了建議、畫畫的一步一步翻上了一條坡、到了頂、四下一望、斜坡底下有條屋、這裡風大雪都被吹散了、積不起來。

「すみませーん! 今晩一晩、泊めていただけますかー!」
畫畫的隔空喊話、你屋還有地方住吧?!

すると崖の下の家から、返事が返ってきました。
「はーい! この雪の中ですから満足な食べ物はありませんが、それでよろしかったら、どうぞいらしてくださーい!」
坡下面這就回了、有!快來!但記到自備乾糧啊!我們只出茶水!

崖をおりて宿屋に入った画家が、いろりの火にあたっていると、土間のすみの鳥かごに四羽ほどの鳥がいるのが見えました。
東邊上去西邊下、畫畫的看到別個店家應聲、屁顛屁顛的跑落去了、進了屋、一下暖和了、裡面全是火、畫畫的再看屋裡、店家還有雅興養了幾條鳥、光籠子就有一些、問了。

「満足な食べ物はないと言っていたが、今夜はあの鳥のなべが食べられるのだな。おいしそうだ」
講老闆你這鳥是養的還是賣的哦?你講自備乾糧我這手上㫘得啊?

そう思いながら宿屋の主人にたずねてみると、宿屋の主人は笑いながら言いました。
畫畫的意思是自己出錢、今天就搞鍋鳥肉讓人跟自己安排一下。

「残念ながら、あの鳥は食べ物ではありませんよ」
「では、飼っているのですか?」
「いえ。鳥たちは南の国で春が早く
但老闆講這鳥不賣。
那你是養起來玩的啊?
也不是我養的。
那這是甚麼意思啦?


終わった年に時々時季を間違えて、こちらがまだ寒い冬なのに飛んで来てしまうのです。
是這麼到的、老闆講了。
這些鳥他們一個個都蠢、不是講這燕子甚麼的春暖花開就要遷徙啊?但是這些個傢伙不曉得是導航定錯了還是甚麼、看我這裡暖和全飛我這裡來了、年年都有。


ですがごらんの通りの雪では、エサがありません。
主要是他們先飛錯地了、外面現在全是雪、他們到外頭只能等死、現在這條環境也搞不到吃的。

それでエサをもらおうと、鳥たちは人家の近くへやって来るのです。
看他們遭孽吧、你一把飼料一撒全進你屋烤火來了。

鳥たちは日頃人間を恐れていますが、この時は別です。
雖講這些個傢伙平時都是不得主動親近人的、但只要一落難、全都主動求你來了。

あの鳥たちも、十日ほど前に雪嵐の中をやって来ました。
我屋裡這幾條是已經來了十把天了、那天風特別的大、我也就讓他們進屋了。

隣の家にも、その先の家にも、三、四羽の鳥がいますよ。
不僅是我屋、這些鳥他們好像曉得這裡有吃的又暖和一樣、挨家挨戶逽去屋子進、隔壁他屋也是去了三四條。

そしてどこの家でも助けた鳥をかごに入れて、春になるまでエサをやっているのです。
反正一把米也不多、我就過了。

あの鳥たちは、春になるのでの長居のお客さんです。
そして春になったら、鳥かごから放してやるのです」
進屋到處亂飛、這就又到處拉屎啦、所以我就全部都鎖籠子裡面了、等春天了就放他們走。

宿屋の主人の話を聞いて、画家は自分の早とちりを恥じました。
畫畫的一聽想了、住這附近的人都這麼好心啊、我還講幫鳥抓起來吃了、他們反而還過飼料養起來、幫他們過冬。

そして鳥かごの鳥たちに微笑みながら、
一下不曉得講甚麼、臉上馬上變出來了個笑容圓場。

「良い話を聞いて、心が暖かくなった。ありがとう」
と、喜んだそうです。
講你們這裡人真好、笑了那麼一下掩飾自己的尷尬。

おしまい
结束

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