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福娘童話集 > 日本民間故事 > 271-300

第 271話
(日本民間故事 271)
杭に化けたイタズラダヌキ

杭に化けたイタズラダヌキ
貪吃狸

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ある船着き場の近くにはたくさんの桜の木があって、お花見の時期になるとたくさんの花見客で一日中にぎわっていました。
到好久以前江口的一處擺渡處周邊、這裡的土地上是孕育了一片片的花樹、以至於一到賞櫻的季節好多遊人是陸續相約而至把附近的好地方全部都佔滿了。

花見客のおかげで船着場の船頭たちは大忙しでしたが、この船着場の近くに一匹のイタズラダヌキ住んでいたのです。
花一開開船的師傅也就忙起來了、一到這條時候就是旺季、每年也就靠到這幾天吃飯了、但附近的一尾狸子看到這人多起來就也來個湊熱鬧、跟你船老板專程是添麻煩來了。

イタズラダヌキは、こっそり船着場にやって来ると、
(さて、今日はどの舟にするかな?)
狸子四個踋一跑來到渡點先是觀察一通、還到決定今天是要搞那條船好啦。

と、川に飛び込んで舟をつなぐ杭に化けたのです。
「おや? こんな所に杭があったのか」
想好了、岸邊一橷楊柳樹一變。
這時就剛好有條船老板靠岸、耶嗨!這地方就有橷樹這麼方便的事我以前怎麼就從來㫘發覺啦?奤卵了。


タヌキが杭に化けているとは知らない船頭は、その杭に渡し舟をつないで、お客たちを呼びに行きました。
船老闆下了船直接就是幫拖到船隻的鐵索樹上一捆、再又急到拉客去了、有船了啊!有船了啊!都過來船上看花啊!

するとその隙に杭に化けたタヌキは元の姿に戻って、流されていく渡し舟を楽しそうに見物するのです。
聽到有船了、狸子一笑、哪個準你幫船有了啊?跟我走!術法解除瞬間、拖到小舟的那一陡柳樹是已經變回了狸子、好啦、手剎這下跟你幹報廢船自己開始走了。

「あはははは。あの船頭、舟が流されたのに気づいて、青い顔で渡し舟を追いかけていくぞ」
爽!又日弄到一條奤卵!多跟老子跑幾趟讓我跟你健下身、看爹對你好吧!

こんな事が何度も続いたので、やがて渡し舟の数は少なくなり、にぎやかだった船着場はだんだんとさびれていったのです。
船老板忙、狸子那就讓船老板更忙、別個現在不僅要開船、還要不時去追這長腳自己跑走的船、有些傢伙還發現的遲、自己船甚麼時候㫘影是一點頭緒都㫘的、這追都不要追了、直接改行、後面有傳言講這水底下有海怪吃船、事實也是這地方船越來越少、最後都冷清了。

「ちくしょう。イタズラダヌキのせいで、まったく商売にならない」
「なんとか、イタズラダヌキをこらしめてやらないと」
而繼續願意留到這裡的幾個船老板們則是曉得根本就㫘得甚麼水怪、就是他媽一條狸子到搞事。
到時幫這狸子一弄生意就都是自己的咯、現在是曉得的人大家都到挺、看哪個挺的過哪個。


困った船頭たちは集まって、イタズラダヌキをやっつける相談を始めました。
等到終究是大家都挺不到了、天天被這狸子強制健身不是條事、這天幾條有識之士齊聚、一通討論、也是想差不多是時候可以收網了。

ある月夜の晩、三人の船頭が渡し舟の中になわや棒を隠して、ゆっくりとこいでいきました。
計劃決定好、時間安排到一條看得清楚的月夜、三條船三條人、人手一根扁擔加麻繩備到的。

そして船着場に着くと、一人の船頭がわざと大きな声で言いました。
大晚上不曉得跟你開的是條甚麼船、靠了岸、一條船老板聲音好大的刻意講了。

「ああ、弱ったな。舟をつなぎたいが、ちょうどいい杭がないぞ!」
莫停這裡!這上面㫘得樁子的!再往那邊靠點!

するとそれを聞いたタヌキが川に飛び込んで、立派な杭に化けました。
樹上睡覺的狸子一聽㫘樁子、醒了、哪個講的㫘樁子!這他媽不是有啊!爹現在就親自跟你變了!

突然、目の前に現れた杭を見て、船頭さんたちはお互いに目で合図をしながら言いました。
反正現在是一片黑、就算狸子憑空是到人面前變一條出來、別個估計也是不得起疑、而只是當做自己眼睛不好㫘看清楚。

「おお、こんな所に、こんな立派な杭があったとは知らなかった。よし、さっそくこの杭に舟をつなごう」
哦哦哦哦!我眼睛瞎的!這晚上黢卵黑!這裡有!你們都提到傢伙過來啊!這裡可以靠!

三人の船頭は持っていた縄で杭をぐるぐる巻きにして、隠し持った棒でその杭をドンドン叩きました。
其餘的兩傢伙聽到這指令一發、就過取到三根扁擔二根麻繩過來靠這狸子了、先是扁擔背後一收、等三人的麻繩到狸子樁上面各種死結一纏。

「このイタズラダヌキめ! そう何度も何度も、人間さまをだませると思っているのか!」
操你媽啊!就聽猛然一䛥、三人是態勢突變、從背後是直接扁擔一抽開始瘋狂刷狸了。

「二度と悪さが出来ない様にしてやるぞ!」
爹現在就請你死!

しばられたイタズラダヌキはタヌキの正体を現すと、泣いて船頭たちに謝りました。
這幾百棍子下去狸子是被痛的嗷嗷直叫、月夜下直接徹底是響徹了狸子悲慘的哀嚎、原地打滾的求到幾條船老闆大爺饒命。

「ごめんなさい! もう決して、杭に化けたりはしませーん! だから許してくださーい!」
我錯了!我真的錯了!你們要我搞甚麼我都可以!我還可以變成美女讓你們玩啊!我再也不得變成樁子甚麼卵的了!

そこで船頭たちは殴るのをやめると、タヌキに言いました。
好!停!可以了!其中一人伸手釋意一停、毒打到這裡也就止了。

「お前がイタズラをするおかげで、花見の客がうんと少なくなってしまった。もし、お前が花見客を呼び戻してくれたら、今度ばかりは助けてやってもいいぞ」
曉得我們為甚麼要搞你吧?不是因為你變了條樁子、也不是因為你是條狸子幫我們日弄了、而是你他媽斷了老子們的財路!懂?我們出來就是要搞錢、現在有好多客人被喊來、看到船又不見了後都已經走了不來了、老子要你想辦法幫我們的這部分經濟損失填回來!

「わかりました。では花見の間は立派な桜に化けて、大勢の花見客を呼んで見せます」
那我只能變成美女幫你跳豔舞拉客了啊!

こうしてイタズラダヌキは毎年花見の時期になると、とても立派な桜の木に化けてくれたのです。
當然不是跳豔舞這條案子、而是眾人商議之下要狸子到岸邊去變成了一列列櫻樹、幫近邊的客人都引向這裡。

おかげで花見客がどんどん来るようになり、この船着場は以前よりもにぎやかになりました。
這麼一旦賞花的人潮一多都往這邊湧、那自己這船上的賞花生意也是好傢伙了、結果也是確實、還真被狸子變的假樹拉來了好多客。

でも時々、花見客のお弁当が無くなる事はありましたが。
但這傢伙好多時候還是死性不改、別個席子一攤剛坐下來準備吃點心賞花了、就發現自己帶來的甜品點心甚麼地方去了哦?

おしまい
结束

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