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      福娘童話集 > 日本民間故事 > 241-270 
      第 246話 
         (日本民間故事 246) 
          
         
不思議なとっくり 
      寶壺 
       
      ・日本語 ・日本語&中国語 
      むかしむかし、おかみさんが買い物を終えて家の近くまで帰って来ると、近くの小川からとてもいいにおいが立ちのぼってきました。 
        到好久以前有屋女主人出去買完東西回來的路上、這就路過經常走的小河邊、突就襲來一股香氣。 
         
      それは、あまいお酒のにおいでした。 
        酒? 
         
      「ふん。また、うちの人が、お酒を飲みながら居眠りをしているんだね。・・・まったく、困ったもんだ」 
      好傢伙啊!才趁我出去這麼一陣就又開始偷偷幹酒了!看我回來不收拾你。 
       
      隣近所の旦那(だんな)たちは、道のわきで将棋をしながら真っ赤な顔をしています。 
      路邊此時是一群壯漢到那裡邊吃酒邊下將棋一個個是面紅耳赤。 
       
      旦那たちはおかみさんの顔を見ると、みんなおじぎして言いました。 
      看到夫人發了火、連忙開始解釋了。 
       
      「ごちそうになっています。まったく、いつもうまい酒で」 
      這次不是我們搞的鬼事啊、我們只是搭了你屋男人一個順風車而已、不是我們邀他的啊! 
       
      そして小川の水を茶わんでくみ上げると、うまそうに飲みました。 
      這話一講完就又是取到茶碗對到河川一舀、像是吃酒一樣的幫這河水一口飲乾了去、吃完還直呼爽。 
       
      「ただいま」 
      好啦、爛案子啦、夫人是已經到屋了。 
       
      おかみさんが家の戸を開けると、お酒がどっと、あふれ出てきました。 
      門一開先是被一波洪水一淹、這好傢伙、屋裡面湧出來的過全是都是酒。 
       
      そのお酒は二階の階段からは滝の様に、 
        
      ザー、ザー、ザー、ザー、 
      這酒就跟條瀑布一樣從屋裡兩樓是傾瀉而下、幫你一棟房子都全部泡水了。 
       
      と、流れ落ち、家具がお酒にプカプカと浮かんでいます。 
      不僅如此還看到屋子裡面的各種木質傢具全你媽的浮起來泡到這酒水上。 
       
            「あんたー、いい加減に、目をお覚ましよ!」 
            老子不是講了不準你吃醉了啊!快點跟爹醒啊! 
       
      おかみさんは二階に声をかけると、流れるお酒をかきわけて二階へ登って行きました。 
      夫人直接是一聲吼、但是已到二樓的男人看來是已完全醉死了過去、對這聲音完全就是㫘點反應、這㫘辦法啦、夫人只能頂到瀑布幫這屋裡的二樓跟你強行上了啦。 
       
      二階では亭主が、半分お酒に浮きながら真っ赤な顔で寝ています。 
      男人這時還到二樓上面抱到酒壺打到鼾勒、臉上是非紅非紅紅完的。 
       
      その亭主のまくら元には、とっくりが一本転がっていて、そのとっくりの口からお酒があふれ出ているのです。 
      而再仔細去看、男人抱到的酒壺早就已經側翻到地、這漫天遍地的酒海就正是從這壺中噴涌出的、現在還到你媽的瘋狂到噴勒。 
       
      「ほら、また、とっくりをひっくり返したまま寝て」 
      我日你個好傢伙哦!酒龍頭都不帶關的啊!都幫一河全部都流成酒了啊!老子走外面都聞到騷! 
       
      おかみさんがとっくりを立てると、不思議な事に滝の様に流れていたお酒がピタッと消えてしまいました。 
      夫人看到這幕是㫘點脾氣、自己男人現在已經也醉死過去了、再訓他人也是聽不到了、先幫酒壺一立、這就看神奇!酒全不見了。 
       
      そしてプカプカと浮いていた家具が、元のところへスーッとおさまったという事です。 
      就好像是甚麼都未曾發生一般、屋裡都㫘點被水泡過的潮溼痕蹟、而那些個被酒浪衝的個四散的傢伙也過是到這一瞬間恢復了原樣、該甚麼地方就跟你到原來的甚麼地方放到的。 
      おしまい 
        结束 
         
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