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5月9日の日本の昔話

惚れ薬

惚れ薬
宮城県の民話宮城県情報

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投稿者 ナレーター熊崎友香のぐっすりおやすみ朗読
大人も眠れる睡眠朗読】日本昔話集10 優しいとんち話 元NHKフリーアナの絵本読み聞かせ

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投稿者 癒しのココロちゃんねる 【睡眠用朗読】

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制作 : 妖精が導くおやすみ朗読チャンネル

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投稿者 「清水美和子の朗読ハウス」  清水美和子の朗読ハウス

 むかしむかし、ある村に、田吾作(たごさく)という男がいました。
 田吾作は働くのが大嫌いで、いつもいつも、
(ああっ、遊んでいても、米に囲まれるような暮らしがしたいなあ)
と、思っていました。

 ある日の事、田吾作が川のほとりを歩いていると、一匹のイモリが飛び出して来ました。
(イモリか。・・・しめた。こいつで人が好きになる薬を作ってやろう)
 田吾作はイモリを捕まえて家に持って帰ると、さっそく黒焼きにして粉薬にしました。
 むかしから、イモリの黒焼きを人にふりかけると、ふりかけられた相手はふりかけた人を好きになると言われています。
(さて、誰にふりかけてやるかな)
 田吾作は粉薬を紙に包んでふところに入れると、にこにこしながら出かけて行きました。
(どうせなら、金持ちの娘さんだな。金持ちの娘さんがおらの嫁さんになれば、毎日遊んでいても飯が腹一杯食えるに違いない。うっししししし)
 田吾作がそう考えながら大きなお米屋さんの前まできた時、中から美しい娘さんが出て来ました。
(あれは、この家の娘だな。よしよし、この米屋の娘と一緒になってやろう。そうすれば、一生米には困らないぞ)
 田吾作はふところから粉薬を取り出すと、おもてに積んである米だわらの後ろに隠れました。
 そんな事とは知らない米屋の娘さんが、田吾作の前にやって来ました。
「それ、今だ!」
 田吾作は、粉薬を娘さんにふりかけようとしましたが、
「きゃあー!」
と、娘さんがびっくりして後ろへ飛び退いたため、粉薬は娘さんにかからないで米だわらにかかってしまったのです。
(しまった!)
 そのとたん、米だわらの一つがごろんと転がり、田吾作の方に近づきました。
 するとほかの米だわらもごろんごろんと転がり、田吾作を追いかけます。
 重たい米だわらにくっつかれたら、田吾作は押しつぶされてしまいます。
「た、助けてくれえー! 米だわらに惚れられたー!」
 田吾作が走って逃げますが、米だわらも負けじと転がって追いかけます。
 それを見ていた人たちは、大笑いです。
「見てみろ、あのなまけ者が米だわらに追っかけられているぞ」
「米だわらに追いかけられるとは、幸せ者だな」
 田吾作は走って走って、走り続けました。
 そしてやっと自分の家に飛び込み、おもての戸を閉めました。
 そのとたん、
 ドッシーン!
と、おもての戸をつきやぶって、米だわらが家に飛び込んできたのです。
(ああ、もうだめだ)
 田吾作は米だわらに押しつぶされて、そのまま動かなくなってしまいました。

おしまい

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