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 8月7日のイソップ童話
 
  
 ウサギとキツネ①
 
 にほんご(日语)  ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文
 
 ※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先
 
 投稿者 : 神栖星花研究所 「神栖星花研究所」
   ウサギが、キツネに聞きました。「きみは本当にお金もうけがうまいのかい? それから、きみの事をちゃっかり屋だっていう人がいるけれど、どうしてなの?」
 すると、キツネは、
 「家へくればわかるよ。おいで、ごちそうしてあげよう」
 ウサギは、キツネについていきました。
 ところがキツネの家には、ごちそうは何もありません。
 キツネはウサギを、食べるつもりだったのです。
 ウサギは、言いました。
 「分かったのが、ぼくにとっては運の尽きだね。でも、とにかく分かったよ。きみはお金持ちだからではなくて、ずるい事をするから、ちゃっかり屋と言われるんだ」
 
 好奇心旺盛(こうきしんおうせい)なのは良い事ですが、見境いもなしに首を突っ込むと、とんでもない目に会う事が多いものです。
 おしまい   
 
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