福娘童話集 > お薬童話 > お通じを良くするお薬童話 
         
        
       
アリとハト 
      
       アリが水を飲みに泉におりてきて、足をすべらせて水に落ち、おぼれそうになりました。 
 それを見たハトが、木の小枝を折って泉に落としてやりました。 
 アリは小枝にはいあがって、命びろいしました。 
 ちょうどそこへ、モチざおを持った鳥刺しがやってきて、ハトをとろうとねらいをつけました。 
 それに気がついたアリは、 
「これはたいへん!」 
と、鳥刺しの足に、思いきりかみつきました。 
「いたいっ」 
 鳥刺しは飛び上がってモチざおを放り出し、ハトは逃げることができました。 
 
 自分を助けてくれた人には恩がえしをしなければならないと、このお話しはおしえています。 
      おしまい 
          
         
  |