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 てあし の けんか 
 
         ある ひ、て と あし が けんか を しました。 
         「おまえ は、すぐ ひざ の うえ に のる。まったく、うっとうしい やつ だ」 
 おれ が いなければ、しごと も できない くせに」 
 「ふん、あし が なくては、しごと に いく こと が できまい」 
 まけず に あし が いう と、て は、 
         「そう いう なら、たべもの は て で たべるんだぞ。 
         「・・・それは、おまえ の いうとおり だ。 
 こんど イヌ の うんち を ふんづけて、おまえ に ふかせて やる からな」 
 「ひぇーっ、それだけ は、ごかんべん を」 おしまい |  | 
 
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