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イラスト　myi　　　ブログ　sorairoiro

ヘルメス と だいち の かみ

(イソップどうわ)

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　むかし、ゼウス の かみ は、にんげん の おとこ と おんな を つくった あと、ヘルメス を よんで、

「この にんげんたち を ちじょう へ つれていって、しょくもつ を てにいれる には どの とち を たがやせば よいか を おしえてやれ」と、いいつけました。

　ヘルメス は ゼウス の めいれい どおり、にんげん を つれて ちじょう へ やってきました。

　だいち の かみ は、はじめ、とち を たがやさせるのは いや だと いいました。

「しかし、これは ゼウス の かみ の めいれい なのですぞ」

と、ヘルメス が つよく いいますと、だいち の かみ は、

「じゃあ、まあ、すきな だけ たがやす が いいさ。

　かわり に わたし は、にんげんたち の くろう や なみだ を もらう こと に するから」



　この おはなし は、かんたん に おかね を かりて、かえす のに たいそう くろう する ひと に あてはまる はなし です。

おしまい