8月19日のイソップ童話
人間を作ったのはゼウスの神ですが、始めゼウスは人間が早く死ぬ様に、短い寿命しか与えませんでした。 しかし人間は頭が良かったので、冬になると自分で家を建てて、その中で暖かく暮らしました。 さて、ある日の事。 「人間さん、どうかわたしをあなたのお家に入れて、寒さをしのがせて下さい」 すると人間は、 「はいはい。喜んで差し上げます」 今度は、ウシが来ました。 人間は今度も、 ウシも寿命を少し譲る事にして、入れてもらいました。 そしてまた、寿命を少し人間に分けてあげる事にして、家に入れてもらいました。 ところが、その寿命が無くなって馬から分けてもらった寿命を生きる事になると、偉そうにして威張り屋になります。 次に今度はウシからもらった寿命の分を生きる時には、命令したりするのが自分の仕事だと思う様になります。 そして最後に、イヌのくれた年を生きる頃には、怒りっぽい頑固者になるのです。 このお話しは、怒りっぽくて頑固者の、気難しいお年寄りに聞かせてやるとよいでしょう。 おしまい |
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||