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 7月3日の日本の昔話
 
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 杉の木、百本
 吉四六(きっちょむ)さん → 吉四六さんについて
 
 にほんご(日语)  ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文
 
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        Max 1440×1080 字幕「日本語」「中国語」を追加しました。
 
 
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 投稿者 「カボスひろし」  大分県産カボスひろしTV
 
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 制作: フリーアナウンサーまい【元TBS番組キャスター】
 
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 投稿者 「きべだよ。」
 
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 投稿者 「【やさしく朗読】ま る /  M A R U」
 
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 投稿者 「眠りのねこカフェ」
 
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 投稿者 「秋茸梓樹(Akitake Shiki)」
 
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 投稿者 「テツの朗読チャンネル」
  むかしむかし、吉四六さんと言う、 
  とてもとんちの出来る人がいました。
 ある日の事、吉四六さんの村でお寺を建て直す事になり、世話人が寄付を集めに来ました。
 
         「どうだろう、吉四六さん。吉四六さんがう~んと出してくれれば、他のみんなだって負けずに出してくれるはずだ。
 だから何とか、よろしく頼みますよ」
 
         「いいとも。任せてくれ」吉四六さんは、世話人の持って来た帳面に、
 
         《杉の木、百本》と、書きました。
 「へえっ~! 杉の木を、百本も寄付してくれるのか」
 
          世話人は大喜びで、今度は庄屋さんの家に行きました。 
         「何! あのけちの吉四六さんが、杉の木を百本も寄付するだと!」庄屋さんは、びっくりしながらも、
 (庄屋のわしが、吉四六さんより少なくては恥ずかしいな)
 
         と、思い、仕方なく、 
         《米、百俵》と、書きました。
 
          それからも吉四六さんのおかげで、村のみんなはいつもよりたくさんの寄付をする事になりました。
 さて、いよいよ寄付すると書いた物を、集める日がやって来ました。
 
          吉四六が杉の木を百本も寄付すると言うので、大勢の人が車をひいて吉四六さんの家へやって来ました。 
         「吉四六さん、この度は杉の木、百本もの寄付をありがとうございます。それで杉の木を取りに来たんだが、ここには無いようだな。
 吉四六さん、どこへ取りに行ったらいいんだい?」
 すると、吉四六さんは、
 
         「いやいや、どこへも行かんでいい。今ここで渡すから」 
         と、言って、杉の木のおはしを百本渡したそうです。 
 おしまい
 
  投稿者 「カボスひろし」  大分県産カボスひろしTV
 
 
  
 
  
 
  
 
  
 
  
 
  
 
  
 
  
 
  
 
   
 
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