福娘童話集 > お話し きかせてね > きょうのイソップ童話 
         
          
       
      ツグミ 
      
      
        ツグミがテンニンカのしげみで、エサをつついていました。 
 テンニンカの実がとてもおいしいので、そのしげみをはなれられないのでした。 
 ひとりの鳥刺しがいつもそこにツグミがいるのに気がついて、鳥モチを持ってきてつかまえてしまいました。 
 鳥刺しに殺されることをさとったツグミはいいました。 
「なさけないこと。食いしんぼうのために、命をうばわれるなんて」 
 
 このお話しは、飲んだり食べたりする楽しみのために、身をほろぼす人をいましめています。 
      おしまい 
          
         
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