福娘童話集 > お話し きかせてね > きょうのイソップ童話 
         
          
       
      人間がはじめて見たラクダ 
      
      
        人間は、はじめてラクダを見たとき、 
「なんと、大きな動物だろう」 
と、ビックリして、こわくてたまらず逃げてしまいました。 
 しかし、しばらくしてラクダがおとなしい性格の動物だとわかると、思いきってそばへ寄ってみるようになりました。 
 そのうちに、ラクダがちっともおこらないことがわかると、人間はすっかりラクダをバカにして、手綱をつけて、子どもにひかせるようになってしまいました。 
 
 このお話しは、はじめはおそろしく思われたものでも、なれるとこわくなくなるということをたとえています。 
      おしまい 
          
         
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