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          福娘童話集 > お話し きかせてね > きょうのイソップ童話 
         
          
      イラスト Smile STATION 
         
        ウサギとカメ  
         
        アニメバージョン(アニメ紙芝居) 
      
       
      
      
        カメの足がおそいのを、ウサギがバカにして笑いました。 
  「あなたは足がはやくても、わたしのほうが勝ちますよ」 
  と、カメがいいました。 
   するとウサギは、 
  「そんなこといったって□先だけだ。では競争しよう。そうすればわかる」 
  と、いい、 
  「だれが場所をきめて、勝ったものにほうびを出すのですか」 
  と、カメはいいました。 
  「キツネが公平でりこうだから、あれにたのもう」 
  と、ウサギはいいました。 
   そこでキツネが、競争をはじめる合図をしました。 
   たちまち、あしのはやいウサギがカメをひきはなしました。 
   しかしカメはあきらめずに、休まずあるきつづけました。 
   ウサギは足がはやいと思って安心しているものですから、とちゅうで大きな木を見つけると、その木かげでひと休みしました。 
   それからしばらくして、ウサギはおきあがりました。 
  「あれ、すこしねむってしまったか。まあいい、どうせカメはまだ後ろにいるはず」 
   ウサギは大きくのびをすると、そのままゴールにむかいました。 
  「よし、もうすぐゴールだ。・・・あれ?」 
   自分がかったと思っていたのに、なんとカメが先にゴールしていたのです。 
   
   さいのうはあっても、いいかげんにやっていて、だめになる人はたくさんいます。 
   また、さいのうはなくても、まじめでしんぼう強い人は、さいのうがある人に勝つこともあるのです。 
      おしまい           
         
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